英語の単語には、日本語に直訳すると意味が分かりづらくなるものが多くあります。
その中でも今回は、
日本語では「顔」として覚えがちですが、
英語ではまったく別の意味で頻繁に使われる単語、
face
について解説します。
face の基本の意味
まず、基本の意味は、もちろん
- face = 顔
です。
しかし英語では、この face は
身体の一部としてだけでなく、
- 向き合う
- 直面する
- 表向きの立場
- 社会に見せている姿
といった意味で、動詞として非常によく使われます。
face が「向き合う」という意味になる理由
英語では、次のような表現がよく使われます。
- face reality(現実と向き合う)
- face the truth(真実を受け入れる)
- face a problem(問題に直面する)
ここでの face は、「顔」ではありません。
👉 逃げずに前を向くこと
👉 認めたくない状況を受け止めること
を表しています。
顔は「前を向くもの」「視線をそらさずに見るもの」という感覚があるため、
そこから face = 向き合う という意味が自然に派生しています。
音楽で使われる face の分かりやすい例
この使い方がとても分かりやすく出てくるのが、
ジャスティン・ビーバーのHard 2 Face Reality
という楽曲です。
タイトルの
Hard 2 Face Reality
を直訳すると、
「現実に顔を向けるのはつらい」
となりますが、実際の意味は、
- 現実と向き合うのが苦しい
- 認めたくない現実を受け入れるのが難しい
というニュアンスです。
ここでの face も、
「顔」ではなく、
👉 現実から逃げずに向き合うこと
👉 受け入れる覚悟
を表しています。
face は「表向きの顔」も意味する
英語では face は、
- 人や組織が社会に見せている姿
- 象徴的な立場
- 表向きの人格
を指すこともあります。
例えば、
- the face of the company
(会社の顔・広報的存在) - save face
(体面を保つ) - lose face
(面目を失う)
といった表現です。
どれも共通しているのは、
face = 外に向けて見せている「顔」や「立場」
という感覚です。
なぜ勘違いしやすいのか
日本語では「フェイス」という単語は主に名詞として使われています。
そのため、
face が
- 向き合う
- 直面する
- 立場や象徴
といった意味で使われると、
直訳では意味がつかみにくくなります。
しかし英語では、
身体の部位を使って、心理状態や立場を表す
という考え方がとても一般的です。
まとめ
このように、
face は、
- 顔
- 向き合うこと
- 現実を受け入れる姿勢
- 社会的な立場や象徴
を同時に表す単語です。
音楽や映画のタイトルに出てくる face を
「顔」と直訳してしまうと意味が通らなくなります。
face は「覚悟をもって向き合う」という動詞でもある
と理解しておくと、
英語を理解する上で、より深い手がかりになりますよね。
本ブログでは、
日本語の感覚のまま使うと誤解されやすい英単語や、
意味がズレやすい表現を、
実例とともに分かりやすく解説しています。
※ 本記事は英語表現の解説を目的としたものであり、
特定の人物や場面への助言を行うものではありません。

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