「地雷を踏まないサバイバル英語」シリーズでは、日本人がよかれと思って使った英語が、実は相手に不快感を与えてしまう表現を紹介しています。日本の学校で使われている英語の教科書では、丁寧な表現として教えられているものの中にも、実はとても失礼だったり、高圧的に聞こえてしまう表現があります。
今回は、
You should do this.
You had better do this.
という表現についてです。
日本語ではどちらも
「〜したほうがいい」
と訳されることが多く、アドバイスのつもりで使う人も多いと思います。
しかし、英語ではこの2つは、どちらもかなり強い言い方に聞こえることがあります。
■ “You should do this.” のニュアンス
You should do this. は、英語では
「あなたはそうするべきだ」
という意味になりやすく、
・上から評価している
・説教している
・判断を押しつけている
ような印象を与えることがあります。
特に、同僚や目上の人に対して使うと、
「指示」や「命令」に近く聞こえてしまう場合があります。
■ “You had better do this.” はさらに強い
You had better do this.
この表現は、実際には
「そうしないと悪い結果になる」
という警告の意味を含みます。
たとえば、
You had better leave now.
(今すぐ出て行ったほうがいいぞ/今すぐ出ていけ)
と言うと、
「出て行かないとどうなるか分かっているよね?」
という圧を含んだ言い方になります。
日本の教科書では
「〜したほうがいい」
と訳されることがありますが、実際の英語感覚では、
・怒っている
・脅している
・強く迫っている
というニュアンスになることが多く、日常会話で安易に使うとトラブルになりやすい表現です。
■ 安全な言い換え表現
相手に配慮しながら提案したい場合は、次のような表現が安全です。
・You might want to ~
(〜したほうがいいかもしれません)
・It might be better to ~
(〜の方がよさそうです)
・Maybe you could ~
(〜してみてもいいかもしれません)
これらは、相手の判断を尊重する言い方なので、命令的に聞こえにくくなります。
■ なぜ「地雷表現」になりやすいのか
日本語の
「〜したほうがいい」
は、やわらかい助言として使われますが、英語の
should
had better
は、「正しさ」や「警告」を強く含む表現です。
そのため、善意のつもりでも
「偉そう」
「上から目線」
「怒っている」
と受け取られることがあります。
このように、You should do this. や You had better do this. は、使い方によっては人間関係の地雷になりやすい表現です。
やさしく提案したいときは、クッションのある言い方に言い換えることで、誤解や衝突を避けることができます。
本ブログでは、日本人が使いがちな英語の「地雷表現」と、その代わりに使える自然で無難な言い方を紹介しています。
※ 本記事は英語表現の解説を目的としたものであり、特定の人物や場面への助言を行うものではありません。

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